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インタビュー


「揺れ動いている境界こそが私の中では『その人』なんです」――親密さと謎を併せ持つ.jvknのポップ・ミュージックを紐解く
文・取材=柴那典 Photo by Ayaka Endo とてもユニークな才能の持ち主だ。 立石従寛のソロプロジェクト「.jvkn(ドットジュカン)」。みずみずしいメロディとポリフォニックなハーモニーを活かしたその楽曲には、一聴してポップで聴き心地のいい響きがある。でも、同時に「あれ? これ何のことを言ってる?」みたいな不思議な言語感覚を持つ歌が耳に飛び込んでくる。「集合論」の「凡たれば凡」や、「Riding Unicorn」の「唯只々たらたら揺蕩う歌に」や、「且坐喫茶」(しゃざきっさ)の「老いを追いかけ 老いに追い抜かれ」など、歌詞を文字で読めば、語呂のいい言葉の響きに意味が込められているのに気付く。そして、紐解いて考察していけば、哲学や思想や神話のモチーフが曲に編み込まれていることが伝わる。キャッチーでありつつ、とても深遠な歌もののポップスになっている。 立石従寛はアメリカ・シカゴ生まれの美術家、音楽家。2020年に英国王立芸術学院を修了し、現代アートの分野にてインスタレーションや映像作品を発表してきた。サウンドアートや劇伴などの音楽制作も行
9月8日
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